コンビニの話

 

f:id:c_camore__2106:20200228134009j:image

 

愛嬌で有名なタマ・チャンの愛嬌が1番輝く場所。

 

好きな人の前?否。

媚びを売りたい先輩の前?否。

初対面の人の前?否。

 

コンビニである。

 

ちなみに好きな人の前でも先輩の前でも初対面の人の前でもタマ・チャンは愛嬌を発揮しない。シャイだからである。シャイがゆえに損をしていると言われたとてシャイはシャイがゆえにシャイであるとしか言いようがない。

 

コンビニの店員さんが選ぶ!来て欲しいお客さん 世界大会 ~ 一般人の部 〜 優勝レベルではあると思う。

「は〜い」「アハ」「ありがとうございま〜す」「おねがいしま〜す」などと合コン中の田中みな実ぐらい世の中を舐めきった返事をしている。自分がバイトで接客をしている時より間違いなく愛想がいいし、いつもご機嫌なお客さんだと思われているに違いない。

 

この前はおばさんと新商品らしき謎のカプセルについての話をした。ランダムで何かが入ってる系のやつなのだが、カプセルにしては高値である2000円超のギャルな小学生が欲しがりそうなやつだった。

おばさんが これなんだろうねぇ、と言い始めたところからトークは始まった。いや店員が分からないものはアタシにも分からんだろ、という考えが若干よぎりながらも「えぇ〜なんですかねぇ、アハ」「あぁ〜、なるほど、こういうのが入ってるのか」「え、いくらですか?」「えーーーーっ!めっちゃ高〜い!」「でもかわいいですねえ、アハ」などと見事なリアクションの数々を見せた。

 

その前は新人のおばさんがタマ・チャンの接客中にミスをしてしまい、めちゃくちゃ申し訳なさそうに謝ってきたのだが、「いやぁ〜、全然大丈夫ですよぉ」と言い、指導担当らしいおじさんが呆れて笑いながら謝ってきたので「いやいや、全然全然、アハ、ありがとうございます、アハ」と言ってその場を終えた。

その場に居合わせた人の中で間違いなくド年下のくせに一番ヘラヘラしていた失礼な女である。

 

ただ、いくら愛嬌を振り撒いているとはいえ、タマ・チャンがコンビニで何をご飯にしようか決められず必要以上にウロウロしているのは減点対象だと自分でも思う。コンビニでご飯を買う時、必ずと言っていいほど15分ぐらいウロウロしている。

食べ物のことになると優柔不断にならざるを得ない。何故なら食事一回におけるキャパはほぼ不変であり、食事で失敗したくないからだ。不味いものを食べると急激にテンションが下がってしまう乳幼児マインドの持ち主なので絶対に失敗できないのだ。

 

だから、タマ・チャンがコンビニでご飯を前に立ち止まっている時は、脳内でシュミレーションをしている。実際に脳内で味わった上で最も幸福感が高かったものを買うことにしている。想像力の天才である。

 

ちなみに何を食べようか迷っている時ものすごくしかめっ面をしているので店員さんたちには「ああ、またあの子悩んでいる」と思われているに違いない。

 

でもたまに恐ろしいほど過食気味な時はグラタンとパスタを一気に買ってしまうことがある。金欠大学生のくせに食欲に忠実に生きようとしすぎである。

 

ちなみにタマ・チャンはセブンユーザーだが、「明太子と大葉とイカの和風パスタ」さえあればそれに即決できる。それが目に入った瞬間心はそれに決まるし秒でセブンを去れる。が、悲しいことに何故か近所のセブンにそれがあることはごく稀で、それがゆえにタマ・チャンはウロウロせざるを得なくなってしまうのだ。

 

 

・・・タマ・チャンは今気づいてしまった。真理にたどり着いてしまったかもしれない。

 

もしかしたらセブンの店員さんたちはタマ・チャンを見ていたいがために「明太子と大葉とイカの和風パスタ」を置かないのではないだろうか・・・?

それを置いたらタマ・チャンはすぐそれを手に持って唐揚げ棒を買って出て行ってしまう。滞在時間は3分に満たない。

しかし彼らは長い時間タマ・チャンを見ていたい。そうだ、タマ・チャンが即決できないラインナップにして優柔不断にさせればきっと長時間滞在してくれるはず・・・!そう、彼らは思ったのだろう。

 

なるほど、タマ・チャンはファンのニーズに応えきることができていなかったようだ。

これからは「明太子と大葉とイカの和風パスタ」があってもすぐにセブンを出ていくことはしないから、お願いだから置いてほしい。

 

てかファンなら推しが欲しがるものを置けよ💢💢

危ない、推しハラスメントをしてしまうところだった。

 

ちなみにおにぎりだったら赤飯を高頻度で食べている。何もめでたいことがないくせに多い時は週一で買っていたと思う。日本一赤飯を食べていたかもしれない。めでたい女だ。

 

しかし、考えてみればココ最近世界一いい女になるプロジェクト実施中により自炊を試みているためコンビニに寄る回数が格段と減った。そろそろ行ってファンサをしなければ、彼らも仕事に対するモチベが下がってしまうだろう。

しょうがない、唐揚げ棒でも買いに行こう。そう言いながらも「明太子と大葉とイカの和風パスタ」があったらそれを買ってしまう愚かな女なのだ。

 

 

ちなみにコンビニと並んで大学の守衛さんの前でもタマ・チャンの愛嬌は輝いている。

 

「おはようございまぁす♫」「お疲れ様で〜す☆」

と、新人アイドルの楽屋入りぐらい愛嬌がある挨拶をしている。朝も帰りもどんなテンションだろうが守衛さんへの挨拶だけはこのテンションでできるからタマ・チャンは挨拶のプロなのかもしれない。

 

もしかしたら守衛さんはタマ・チャンのことを在学生ではなくアイドルだと勘違いしているかもしれない。

 

でもきっと、アイドルではないですよ!と訂正しても無駄だと思う。

何故なら彼らにとってもうすでにタマ・チャンはアイドルなのだから。

 

 

はい、出ましたクソ理論!最近ブログの終わり方スランプすぎ!

今度からもうオチとかつけず終わりって書いたら終わり制度導入します。嘘です。善処します。