運転免許をめぐる諸問題〜病院編〜の話

 

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前回までのあらすじ❗️👨‍🏫

諸事情により免許試験が無期限延期になったタマ・チャン❗️ママと大喧嘩💥で警察官👮‍♂️のおじさんを逆恨み⁉️過去は泣いても変わらないよ💦💦でもなんとか泣き止んだタマ・チャン❗️✨✨っって、結局診断書はもらえたの〜〜〜⁉️⁉️⁉️⁉️💦💦(参照:運転免許をめぐる諸問題〜病院編〜の話)

 

ハイ、今から書きます。

 

 

まず訪れたのは、小さめの内科の診療院でした。

めちゃくちゃ簡潔に言えば、断られました。どこが悪いか分からない以上、どこを診察すればいいかも分からないし、内科では判断しかねるとのことでした。

もうね、ド正論です。隅々まで検査し尽くすというのは、あまりにも現実的でないし、下手に診断書を出しても責任の所在はお医者さんになってしまいます。

 

そう言われ、次に訪れたのはちょっと大きめの脳神経クリニック。

そこでは、とりあえずMRIを撮ることになりました。

MRI撮ったことある方は分かると思うんですけれど、狭くて暗いところに閉じ込められるような感覚あるじゃないですか。私それが苦手で、布団で押さえつけられるのとかマジで怖くて泣くタイプの人間なんですけど、シンプルに怖かったですね。

 

とか言って、か弱いアピールをしてしまいましたが、タマ・チャンは神経が図太いのか普通に寝落ちしてました。すごく安らかな睡眠でした。

 

まぁ無事撮り終え、勿論異常は見つかりませんでした。これで終わりかと思っていたタマ・チャン、浅はかでした。

 

なんと、脳波まで撮ることになったのです。

脳波という言葉の響き、ただならぬ謎の緊張感がありますよね。脳波なんて撮ったことないタマ・チャンは、時計仕掛けのオレンジみたいな装置をつけられて「アァア゛アアア゛ア゛ァア゛ア゛アァア!!!!な゛ん゛でだよ゛ォオ゛オ゛ォ!!!!!!!(CV:藤原竜也」みたいなところまでは想像できてました。

 

そして数日後、訪れたのが地元で一番でかい総合病院です。別にどこも悪いわけじゃないのにすげえ緊張しました。

 

その緊張とは裏腹、脳波、全然スムーズに撮れました。

一応脳波経験者から皆さんがいつか経験するときのために話しておきますが、まず皆さんはベッドに寝かされます。ベッドしかない部屋です。簡易刑務所みたいな部屋でした。

それで、なんか20個ぐらい電極みたいなの頭につけられるんですよ。で、そこからそれぞれ色違いのコードが機械に繋がってて、その機械で読み取るみたいな感じでした。だから必然的に超近代的なメドゥーサみたいな見た目になります。

そして現代のメドゥーサはひとり真っ暗な部屋に残されます。そうしてるうちに係のお姉さんが違う部屋からスピーカーを通して話しかけてきて、光パシパシやられたり変な音聞かされたりして脳の動きを見るわけです。最初のすげえ眩しい光さえ乗り越えれば後は寝るだけなので、超楽ちんでした。

 

タマ・チャンは問題なくこの一連の病院地獄を切り抜けたと思いました。思っていました、その時までは。その後が本当の地獄だったのです。

 

電極を頭につけるとき、接着剤となったのが謎のクリームだったんですね。それを落とす作業が最大の屈辱でした。

 まぁ簡潔に言えば洗髪作業なんですけれど、環境が良くなかったですね。いやぁ~良くなかった。シンプルなタイプの洗面台と無名薬用シャンプーです。

洗面台に頭をつっこむ形で洗うしかなく、貞子形態のタマ・チャンです。病院をびしゃびしゃにするわけにもいかないので、チョロチョロ水を出しながら地道にクリームを落とそうと頑張っていたのですが、非常にみじめでしたね。なんか蛇口も動かねえタイプの洗面台だったので、やりにくさ、極まりない。もう最終的には頭を動かしてました。

人生が無様でおなじみタマ・チャンですが、そのときばかりは本当に世界一無様でした。知り合いには絶対に見られたくないです。もしみんな病院の洗面台で薬用シャンプーを手に必死に頭を動かしているタマ・チャンを見ても見ないふりをしてください。

まぁ何とか洗いあげたのですが、予想通り髪はギッッッッシギッシでした。無ブランドの薬用シャンプーなんてね、汚れを落とすことにしかフォーカスしてないんだから、泡が立つわけないんです。キューティクルガン無視です。ボタニストを用意しろよ!!!!!!とトンデモクレーマーになってしまうところでした。

もう脳波を撮った人全員にあの地獄のセルフ洗髪どうしてたのか聞きたいです。

 

まぁ脳波もマジでなんもなかったです。脳波のグラフ見せられたときは正直何が正常で何が異常かわからんグラフだったので、あほみたいな顔をしてしまいましたが、先生曰く正常だったそうです。

ありがたいことに、無事診断書をもらうことができました。

 

ちなみに、トータルでかかった治療費は一万円ほどでした。いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜、申し訳ない。

まぁお母さんは私の脳の画像をもらって少し嬉しそうだったので良かったです。確かにあんまり自分の脳を見るタイミングってないから超レアですよね。

私の脳、ギッシギシでした。まぁ他の人の脳見たことないんで、よく分かんないですが、おそらく皆さんの脳もギッシギシだと思います。よかったですね!

 

さらにちなむと、もう免許は無事に取れました。

元凶となった質問表で全部「いいえ」にしなければならないところを全部「はい」にしてしまった上に検査のおじさんに訝しがられるまでそのミスに気づかず「アッハッハ、ごめんなさい、まちがえちゃったっハッハッ」と陽気さを見せてしまったこと以外は問題なかったです。散々検査まで済ませたのに適当にチェックをつけてしまう頭の悪さが出てしまいました。幸いおじさんは一緒に笑ってくれたのでよかったです。

 

ここに運転免許を晒してやろうかと思いましたが、写真がフランスの若き革命家かというほど真っ直ぐで覚悟を持ちすぎている瞳になってしまっていて恥ずかしいのでやめておきます。内なる正義感が前面に出過ぎてしまいました。

年末帰省したとき親戚一同に意気揚々と見せたのですが、そこではメキシコの犯罪者と言われてしまいました。「誰がメキシコの犯罪者や」と見取り図盛山のオマージュみたいなツッコミをしてしまいました。誰も私の目のピュアさを見てくれていませんでした。ちなみに犯罪者が逮捕後に撮る写真はマグショットというらしいので、これからはその知識を使った知的ツッコミをしていきたいです。

 

写真、撮り直したいです。

 

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