服の話

 

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タマ・チャンはまぁ派手な服を着がちである。

よく言えば独特で個性的、悪くいえば変、ワンチャンダサい。

 

この前母校を訪問した時、高3の時副担任だった先生に「たまきさん大学生になったら大丈夫かなぁなんて思っていたけれど、落ち着いたみたいでよかった〜!ウフフ」みたいなことを言われたが、たまたまその日の服が若干地味めだっただけだったので、先生を裏切ってしまったような心持ちがした。

どうやら先生は遠足の時の私服を見て心配したようなのだが、その時の服をまだ着ています、なんなら明日着る予定ですとは口が裂けても言えなかった。

 

しかし悲しいことにタマ・チャンは「オシャレ」なわけではない。ただ単に好きな服を着ているだけである。

顔が薄い、というよりも素朴フェイスなので、そこらへんのシンプル洋服じゃ存在感が無さすぎてしまうのである。どのくらい素朴かと言うと「火垂るの墓」の節子に似てると言われたことがあるぐらい素朴である。いや、どんだけ生気ない顔しとんねん普段。

 

てか待って?好きな服を着ているだけってオシャレ人間の言うことだから、やはりタマ・チャンはオシャレなのかもしれない。オシャレということにしておこう。

 

ウォーリーを探せ」で次期ウォーリーになったらすぐ見つかりすぎてしまって先代のウォーリーさんに対して申し訳なさを感じてしまうぐらいには見つかりやすい服を着ている。

タマ・チャンとの待ち合わせほど簡単なものはない。と言おうとしたが、そういえば遅刻魔のタマ・チャンが先に待ち合わせ場所に着いていることはなかった。ごめん。

 

ちなみに人に似合う洋服を見つけるのはバカ得意である。その店の店員さんより上手くセールストークができる自信がある。だから、タマ・チャンと一緒にショッピングに行く友達は気をつけて欲しい。でも本当に似合うと思った洋服しか勧めないので非常に出来た店員である。し、まぁまぁ理にかなったアドバイスしかしないのでお金が許す限り信用していただいて構わない。店はタマ・チャンに売上の1部をよこせ。

 

しかし、自分のこととなると誰もタマ・チャンにアドバイスをくれる人はいない。家族にコーデのアドバイスを求めても「アンタにとってのオシャレが何か分からないから」と見放されている。

 

いや、よく考えればタマ・チャンは「何を着ても似合ってしまう」のかもしれない。何を着てもそれがオシャレとして認識される。

 

もはや菅田将暉である。菅田将暉をダサいとバカにしたら理解出来てないお前がダサいと非難を受けるように、タマ・チャンをダサいとバカにする者がバカにされる時代が来るやもしれない。

 

タマ・チャンがniko and…のモデルに抜擢される日も近い。そしてniko and...は改名するのだ。niko and… tama·chanと。